倒産した場合、出資者・経営者はどうなるのか?
倒産会社における、出資者・経営者は、どのような責任があるのでしょうか?

倒産時における、出資者・経営者の責任は、会社の形態によって異なります。

■株式会社・有限会社の場合
出資者は、出資金を限度として責任を負いますが、債権者に対しては責任を負いません。 経営者は、会社に対して責任を負いますが、経営者個人は、取引上の責任を負うことは、ありません。しかし、経営者の故意または重大な過失によっておこなわれた行為に関しては、経営者個人の責任が問われる場合があります。 しかし、多くのケースで、金融機関や他債権者よりの借入金などの負債の連帯保証や担保提供を、行っていることが多いため、会社倒産は経営者にとって重大な損失となることが多くあります。

■合名会社
合資会社の場合
合名・合資会社の場合、社員は法人の出資者として、無限の責任を負うこととなります。ただし、合資会社の場合は、代表社員のみが、無限責任社員となり、その他の社員は出資金額の範囲内での有限責任社員となります。