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（１）文章形式の規程例

社会福祉法人○○○
法人管理規程

（目　的）
第１条　この規程は社会福祉法人○○○の機構と事務処理につき必要な事項を定めるもので
    ある。
（機　構）
第２条　法人に法人本部と施設をおき、本規程は法人本部の運営管理を規定し、施設の運営管
    理については別に定める。
（分掌事項）
第３条　法人本部の分掌事項は次のとおりとする。
    １．登記に関すること
    ２．定款の認可、変更等に関すること
    ３．役員及び役員会に関すること
    ４．法人本部会計事務に関すること
    ５．施設整備に関すること
    ６．職員の採用、異動、退職、その他職員の身分に関すること（但し臨時職員を除く）
    ７．渉外事務に関すること
    ８．法人印、理事長印の保管に関すること
    ９．法人本部にかかる文書の収受及び発送並びに保管に関すること
    10．その他法人の一般事務に関すること
（事務局長等の配置）
第４条　法人本部に事務局長及び書記をおくものとし、理事長がこれを命ずる。
    事務局長は理事長の命を受け、書記は上司の命を受け夫々法人の事務をなす。
（事務局長の専決事項）
第５条　第３条に掲げた分掌事項について次の事項を除き事務局長は専決することができる。
    １．職員の進退及び賞罰に関すること
    ２．新たな事業計画に関すること
    ３．その他特に重要なものに関すること
（兼　務）
第６条　施設長が事務局長を兼ねることが出来る。
    ２　法人本部の書記は施設の職員が兼ねることが出来るものとする。
    附　則
この規程は○年○月○日に公布施行する。

（２）文章形式の業務マニュアル例
①目次

目　　　　次

・排泄介助                                                ・・・・１
・体位交換                                                ・・・・３
・移乗介助                                                ・・・・４
・移動介助                                                ・・・・５
・食事介助                                                ・・・・６
・水分摂取介助                                         ・・・・７
・口腔清潔　義歯洗浄介助                         ・・・・８
・洗面介助                                                ・・・・９
・入浴介助                                                ・・・・10
・全身清拭                                                ・・・・13
・着替え介助                                             ・・・・15
・服薬介助                                                ・・・・17
・リネン交換                                              ・・・・18
・環境整備                                                ・・・・19
・歩行訓練　歩行器訓練                           ・・・・20
・夜間の巡回                                            ・・・・21
・生活記録の記入方法　引き継ぎ               ・・・・22
・入院　退院                                             ・・・・23
・短期入所利用者の対応                           ・・・・24

②業務別マニュアル例
イ）排泄介助

排　泄　介　助

手　順
	・オムツ交換の場合
	① 優しく声掛けし、入園者の同意を得る。（身体及び、体調の変化を確認する。）
	② カーテンを閉め、プラスチックグローブ（使い捨て手袋）を着用する。
	③ 寝具を足元に扇だたみにし、衣服は上に折り上げ、下着衣を下げオムツを開いて便尿の状況をチェックする。
	④ 暖かい清拭タオル（使い捨て）で前方から後方にきれいに拭く。（必要に応じ、シャワーボトルにて洗浄を行う）
	⑤ 側臥位にし、汚れたオムツ（尿取りパッド）を内側に巻き込み、臀部・陰部を拭き、新しいオムツを差し込む。
	⑥ 仰臥位にし、オムツを広げ、上端を腸骨部に合わせる。
	⑦ 腹部を圧迫せず、股関節を締め付けない位置に当てる。
	⑧ プラスチックグローブを脱ぐ。
	⑨ 下着衣を上げ、しわにならによう衣服を整える。
	⑩ 換気（窓の開閉・消臭スプレー）を行い、痛い所、不都合な所はないか確認し、後片付けを行う。
	⑪ 介護者は終了後、手洗いを行う。
	・トイレ誘導の場合
	① 定時に優しく声を掛け、入園者の同意を得る。（身体及び、体調の変化を確認する。）
	② 車椅子又は手引きにて誘導を行う。（カーテンを閉める）
	③ 入園者の状態に応じ、下着衣の上げ下げを行い、確実に便座に深く腰掛けてもらう。
	④ 排泄後、ウォシュレットを使用又は、トイレットペーパーや暖かい清拭タオル（使い捨て）にて陰部・肛門を拭く。
	⑤ 尿取りパッドが汚れていないか確認し、下着衣を上げ衣服を整える。
	⑥ 洗面台に誘導し、手洗いして頂く。
	⑦ 介護者は終了後、手洗いを行う。
	・ポータブルトイレの場合
	基本的に、立位が可能な方は日中トイレ誘導を行う為、主に夜間の使用となる。
	① 優しく声掛けし、入園者の同意を得る。（身体及び、体調の変化を確認する。）
	② ベッドサイドに置いてあるポータブルトイレを安全な位置に設置し、入園者の状態に応じ、下着衣の上げ下げを行い、確実にポータブルトイレの便座に深く腰掛けてもらう。
	③ バスタオルや膝掛けを掛け、ナースコールを手元に置き３～５分間隔で確認する。
	④ 排泄後、トイレットペーパーや暖かい清拭タオル（使い捨て）にて陰部・肛門を拭く。
留意点
	① プラスチックグローブ（使い捨て手袋）を必ず着用し、１人ずつ交換する。
	② プライバシーに気をつける。（ベッドサイド・トイレのカーテンを閉める）
	③ 必要物品は予め準備してから行う。
	④ 定時に拘らず、訴え時等速やかに随時交換を心掛ける。
	⑤ 麻痺や下肢硬直のある方、皮膚の弱い方等、十分に気をつけ観察を行う。
	⑥ 不必要な露出はさける。
	⑦ 汚物は不用意に放置せず、適切に処理する。
	⑧ 言葉遣いに注意する。
	⑨ 排泄物の色・量・症状（下痢・出血等）は常に観察し異常がある場合、又は８時間以上排泄がない場合は速やかに看護師に連絡する。

ロ）口腔清潔・義歯洗浄介助

口腔清潔・義歯洗浄介助

手　順
	・歯磨き介助
	① 声掛けし、洗面台に誘導する。（洗面台に届かない場合又は、臥床者はガーグルベースを使用する）
	② 歯ブラシに歯磨き剤をつけ、歯根部から歯先に向け上下させるように磨く。
	③ うがい水（イソジンガーグル）で口腔内を漱ぐ。
	④ ティッシュペーパー等で口の周りを拭く。
	・義歯使用者
	① 声掛けし、洗面台へ誘導する。（洗面台に届かない場合又は、臥床者はガーグルベースを使用する）
	② 義歯を外してもらい、うがいをしてもらう。（うがいが困難な場合はハミングッドを使用し残菜を取り除き水分を補給する）
	③ 介護者が義歯を歯ブラシで洗浄し、義歯ケースにて保管する。
	④ ティッシュペーパー等で口の周りを拭く。
	・口腔清拭
	① 声掛けし協力を得る。
	② 介護者はプラスチックグローブ（使い捨て手袋）を着用し、イソジンガーグルを薄めた水に湿らせたガーゼ又は、ハミングッドを持ち軽く口腔内の内側、歯茎、舌を拭く。
	③ ティッシュペーパー等で口の周りを拭く。
留意点
	① 毎日（毎食後）に声掛け誘導を行い、口腔清潔を促す。
	② 誤飲しないよううがいをさせる際は、一度に多量のうがい水（イソジンガーグル）を口に含ませない。
	③ 義歯を取り扱う際、落としたり無くさないよう注意する。
	④ 使用したうがい用コップ・ガーグルベースは消毒液に浸ける。
	⑤ 口腔清拭については、口腔内の粘膜を傷つけないように注意する。

ハ）引継ぎ

引き継ぎ

・8:30（相談員・看護職員・介護員日勤主務者）
	行事予定の確認、受診者の確認、短期入所者、退所者の確認、職員出勤状況
・9:00（施設長・ケアマネジャー・看護職員・相談員・栄養士・夜勤者・日勤者）
	夜勤者より、前日・夜間の発熱・状況報告＊終了後、日勤主務者より出勤介護員へ行事予定、受診者、短期入所者・退所者を申し送り、連絡・注意事項を確認する。
・16:00（施設長・ケアマネジャー・看護職員・相談員・栄養士・日勤主務者・遅番主務者）
	日勤主務者より、日中の発熱・状況報告・入園者総数相談員より、明日の行事・受診者・短期入所者、退所者の予定確認栄養士より、明日の延食者・食事状況の変更等確認看護職員より、体調不良の入園者等確認
・16:10（看護職員・遅番勤務者3名）
	入園者の詳しい状態申し送り
・21:30（遅番勤務者２名・夜勤者）
	日中の申し送り・看護職員からの申し送りを引き継ぐ

（３）手順書形式の業務マニュアル例
①目次

②職種別マニュアル
イ）介護部門（オムツ交換手順）

ロ）看護部門（感染症予防対策手順）

ハ）生活相談部門（入所時対応手順）

（４）フローチャート形式のマニュアル例
■緊急時の連絡体制

○発見者（介護職員等）
	特変等を発見した場合は速やかに看護師へ連絡する。状況報告を行い、看護師の指示に従い行動する。状況によっては救急車要請する。また、看護師は、必要に応じ相談員へ連絡する（重篤な場合等）ショート利用者につては課長に連絡する。
○看護師
	発見者より報告を受け、対象者の処置等は必要に応じて対応する。受診・救急車対応の場合は介護職員と連携しながら、直接家族へ連絡する。状況に応じ相談員へ連絡する。
○相談員
	介護職員や、介護職員からの報告を受け、状況に応じ施設長に連絡する。

（５）図を取り入れたマニュアル例
■ひやり事例発生時の対応

●ひやりとは？
①ケアをするうえで「危ない」と感じた内容
②気がついて対処することで事故に至らなかった内容

■事故・病状急変時及び急病等発生時の連絡体制
①家族への緊急連絡網の整備（例示）

②緊急時の連絡網の整備（例示）