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各企業の商品品質と価格がほとんど同じ水準になってきました。その際勝ち残るにはライバル企業とどこで差をつけるか=何を優先させるのか、が重要課題になるわけです。 差別化戦略とはこのような総合的な戦略のことです。
背景 70年代から注目が集まってきました。つまり生産能力が爆発的に向上し、供給が需要を上回った頃です。 商品名を隠せば、どこのメーカーのものかわかりにくいわけです。このような状況の中で企業は競争をしてきたわけです。国内市場では川上から川下まで系列化が進みメーカー主導のマーケット体制が組まれました。 現在、商品だけの差別化ではなく、サービス全般(アフターサービス・メンテナンス含む)などの周辺分野で差をつけようと企業は必死です
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長期にわたる大競争時代 差別化戦略ではお客様に(消費者)差があることをまずは認識してもらわねば始まりません。最も分かりやすいのは価格です。低価格商品が新たな需要を生み出し、先発メーカーの販売シェアを崩すのには有効な戦術です。 しかし旨くやらないと自社の首を締めるだけでなく、業界全体の利益も損なう恐れがあります。企業イメージの低下を招くこともあります。ですから今後は価格だけでなく、付加価値の高いもので差別化を図る傾向が強くなるでしょう。
差別化戦略にはメーカーの場合は全部門が参加します。品質改善のTQCやTQMが販売・サービス部門にも広がっているのもその証でしょう。 即効性より継続的な効果を狙うのが差別化戦略の基本です。特に日本の経営が目先の利益よりも長期的利益を重んじる傾向が強いことを考えると、フィットした戦略であると言えるでしょう。
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