「成長企業が抱える課題」
平成28年9月5日
一回30分のヨガとサーキットを一日おきに行っている醍醐です。
ちなみに、サーキットとは、ヨガとは異なり、筋肉を使う運動です。
オリンピックが終わり、9月はパラリンピックが始まります。
今回のオリンピックは、日本が多くのメダルをとり、メダルまではいかなかったけれど若手が数多く育っていると実感できたのが印象でした。
それでこそ、4年後の東京オリンピックが楽しみでなりません。
日本は過去の失敗の反省や対策を行ってきたからこそ、数多くのメダルを受賞しました。
オリンピックには選手以外にも、監督・コーチ・選手を支えるスタッフ・応援団、ラケットやシューズなどを手がけるメーカー、ボランティアの方々、多くの方の努力があるのです。
大企業並の大組織で動いており、オリンピックのこの時に照準を合わせてきたのです。
今月はパラリンピック、日本選手も多く参加します。楽しみです。
近年、頻発する巨大組織の不祥事は、「大企業時代」の終焉(しゅうえん:終わりという意味です)を示すものだとも言われています。先進国経済がマイナス金利になり、投資でも収益を生まなくなったため、収益拡大を株主から求められる大企業も不正に手を染める原因にもなるのです。
会社組織は、
① 企業が拡大し、成長段階に入る。
② 内部が複雑になり、トップの指示待ち、無責任体質になる。
③ 自分の昇格や相手のアラさがしに頭を使い、営業努力が思考停止になる。
④ 経営トップが焦り、現場になじまない指示を出すと経営判断を誤り業績が下降する。
大きくなってきた企業は、その企業内の人間関係に時間を費やします。
そのため、その中での人間関係で村ができ、村長(トップ)の言うことにだけ村民は耳を傾けるようになります。これを「ムラの論理」という方もいるようです。
② ~④は、成長している企業は必ずと言って良いほど見舞われるようです。
企業が大きくなると、社員1人1人の負担が大きくなります。当然、トップの目の届かない点が増えます。組織も複雑になり、トップの指示も現場まで届くスピードが落ちてきます。
業績が良い段階においては、いったん、規模の縮小をして組織を見直すのも一つの選択肢です。利益投入し現場改善や組織の明確化を示し、複雑な組織からの脱却を図ることも選択肢。
選択肢はいろいろありますが、④の状態で業績が下降しだしたら、とたんに、選択肢は少なくなります。そうなる前に、「行動」が求められるのです。
オリンピック選手も4年後を目指しているように、企業も1年後、3年後、5年後、をめざし進みます。更に言えば、トップだけが1年後、3年後、5年後を目指すのではなく、社員全員、自分が1年後、3年後、5年後どうなっていたいのか。これも必要なのではないでしょうか。
税理士 醍醐憲宏
醍醐未来会計サポート株式会社
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