個別行動化計画（アクションプラン）は、部門別の年度経営計画に基づき、担当者別に立てる必要があります。そしてこれは「職員の日常業務の遂行計画」となるものです。この計画の内容とその質が、結果としては年度経営計画の達成具合に大きく影響をしてくるのです。そして、これは業務を担当する本人が作成しなくてはなりません。アクションプランは、部門や部署によって大きくことなりますが、下記の項目はその基本事項として必ず盛り込まなくてはなりません。

●担当者別、各人別の実行課題（重点課題）
●担当者別、各人別の予算（個人別の年度目標、予算）
●実行課題（重点課題）に取り掛かるための方法、手段、スケジュール
※実行課題は、日常の業務の中でその進捗状況を管理し易いように設定するのがポイント
機能的なアクションプラン作成のための基本となるステップは下記のとおりになります。

�� 自己がその所属する部門において、どのような責任と役割を果たすのか、
またその目標を明確に定める
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�� 遂行業務に関する関連事実を収集し、これを組み立てる
↓
�� 問題と、その原因を明確にする
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�� 数通りの代替案を含む解決策を考案する
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�� 考案した代替案を、設定した判断基準によって取捨選択をする
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�� 失敗した際の改善策を準備しておく

計画を立てる際には全職員参加が望ましいです。そうしないと目標達成意識が薄れるからです。その際に、経営者はビジョン・方針を明確に示し、それを受けて幹部は戦略を具体化し、管理者・一般職員は具体的行動計画を策定するといった役割となります。特に重要なのが、誰がいつまでに何をやるかという具体的行動計画です。これは、個人の行動責任が明確になっていなければなりません。各人が行動をしなければ個人の目標はもちろん部署の目標を達成することはできません。業績管理ではプロセスも管理するので、その基準となる行動計画の策定はしっかりと行う必要がある。

【行動計画を立てる際の管理者の役割】
��各担当者別に目標と役割を割振する
��各担当者にそれぞれの行動計画を立てるように指示
��各担当者から提出された達成計画表を基に個別のヒアリング
��ヒアリングをもとに行動計画の補足・修正・指導・援助
��決定した行動計画・目標を集計（計画の承認）
��経営トップに提出