年度経営計画策定法 -　医療・福祉経営改善ナビ

（１）実績が良ければ、適宜計画を上方修正する
実績が計画を大きく上回った場合、下記のような対応をしていかなくてはなりません。

①	売上高実績が計画を大きく上回る場合主要施策、行動計画、行動管理計画表、または主要施策以外の各部門で実施した内容の「どこが良かったのか」を検討します。自院の目標がもともと小さかった場合は次年度の目標を上方修正し、「季節要因的な特殊な原因で売上が上がっている場合」には、現状のままの目標とします。
②	医業利益の実績が計画を大きく上回る場合「売上高、売上原価、一般管理費等のどこが良かったのか」を検討します。次に主要施策、行動計画、行動計画管理表、主要施策以外の各部門においておこなった内容のどこが良かったのかを検討し、次年度にもそれを活かします。
③	月別売上高の実績が計画を大きく上回る場合月の売上の内容および主要施策や行動計画、行動計画管理表、主要施策以外の各部門で実施した内容の良かった点を検討し、月の売上高を見直します。
④	月別の営業利益の実績が計画を大きく上回る場合月別目標利益計画や予算管理表のどの科目が良かったのかを検討します。そして次に、その良かった科目について、主要施策、行動計画、行動計画管理表、主要施策以外の各部門で実施した内容のどこが良かったのかを検討し、月の営業利益を見直します。
⑤	主要施策の実績が達成目標を大きく上回る場合行動計画や行動計画管理表の計画内容のどこが良かったのかを検討し、次年度の主要施策に活かします。
⑥	行動計画の実績が計画を大きく上回る場合行動計画や行動計画管理表の計画内容のどこが良かったのかを検討し、月別の行動計画を見直します。

（２）外部環境、内部環境変化の有無を検証する
結果が計画を上回った場合、この事象を検討するには必ず、「外部環境が変化していないか」または「自院の内部環境が変化していないか」をチェックすることが必要になります。そして変化があった場合は、その該当する内容を見直し、「変化した環境にあったもの」にしていくことが肝要です。 （１）各部門で実施した活動内容に問題がないか検証する
実績が計画を下回った場合、下記のような対応をしていかなくてはなりません。

①	売上高の実績が計画を下回る主要施策、行動計画、行動管理計画表、または主要施策以外の各部門で実施した内容に問題がないか検討して改善策を実施します。
②	営業利益の実績が計画を下回る「売上高、売上原価、一般管理費等のどこに問題があるのか」を検討します。次に主要施策、行動計画、行動計画管理表、主要施策以外の各部門においておこなった内容に問題がないか検討して改善策を実施します。
③	月別売上高の実績が計画を下回る計画を下回っていた月の売上の内容及び主要施策、行動計画、行動計画管理表、主要施策以外の各部門で実施した内容について問題がないかを検討して改善策を実施します。
④	月別の営業利益の実績が計画を下回る月別目標利益計画や予算管理表のどの科目に問題があるのかを検討します。その次に、問題になった科目に関し、主要施策、行動計画、行動計画管理表、主要施策以外の各部門において実施した内容に問題がないかを検討して改善策を実施します。
⑤	主要施策の実績が達成目標を下回る行動計画や行動計画管理表の計画内容について問題がないかを検討して改善策を実施します。
⑥	行動計画の実績が計画を下回る行動計画管理表で計画内容について問題がないかを検討して改善策を実施します。

（２）外部環境、内部環境変化の有無を検証する
結果が計画を下回った場合、結果が計画を上回ったとき同様に「外部環境が変化していないか」または「自院の内部環境が変化していないか」をチェックすることが必要になります。そして変化があった場合は、その該当する内容を見直し、「変化した環境にあったもの」にしていくことが肝要です。