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（１）決算書（貸借対照表）を２期分用意して利益の行方を検証する 損益計算書で算出された利益の行方は、前期末と当期末の資産と負債の増減から生み出した利益がどのように使われたのかを確認できます。利益は「収益−費用」で計算できるほか、「当期末資本−前期末資本」でも算定できます。 貸借対照表の科目ごとの増減を分析することで、利益がどのような状況にあるのかが分かります。利益が増えて現預金が増加していれば問題ありませんが、売上債権、在庫、その他の流動資産が増加しているようであれば、その原因を確認する必要があります。 （２）事例にみる比較貸借対照表分析のポイント 事例を基に利益の行方を検証してみましょう。 下記の比較貸借対照表を分析しますと、下記の点がわかります。
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