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（１）制度創設の趣旨 社会医療法人は、平成18年6月に成立し、同19年４月１日施行の第5次医療法改正によって新たに創設された医療法人類型です。 この制度創設は、高齢化の進行や医療技術の進歩、国民の意識の変化など、医療を取り巻く環境が大きく変わる中で、国民の医療に対する安心と信頼を確保し、医療機関において質の高い医療サービスが適切に提供される医療提供体制の確立が求められていることが背景となっています。 創設の趣旨としては、「救急医療、災害医療、へき地医療、周産期医療又は小児救急医療など地域で特に必要な医療の提供を担う医療法人を新たに社会医療法人として位置付け、これらの医療に社会医療法人を積極的に参加させることにより、良質かつ適切な医療を効率的に提供する体制の確保を図るものであること」と明示されており、公益性の高い医療の担い手となることが求められています。そして厚生労働省は、社会医療法人に「地域中核病院の機能補完」を行う役割を期待しています。 ■一定の公的要件を備えた医療法人「社会医療法人の創設」
【医療法第42条の２ 「社会医療法人」】
（２）社会医療法人の認定状況 救急医療等確保事業を記載した医療計画が平成２０年４月１日から実施され、この医療計画に記載されることが第一のハードルとなります。そのため、医療計画の実施と連動して社会医療法人の認定申請が可能となりました。 ■社会医療法人の認定件数
■医療法改正後の新体系
尚、特定医療法人の要件となっている差額ベッドや給与3,600万円以下というような要件はありません。
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